【経験者は語る】野球肘の怪我を予防する方法

コンディショニング

こんにちは。

肩肘は消耗品なんてことを言ったりしますが、人間の体はほとんど消耗品です。
その中でも、野球をしていれば肩や肘の怪我のリスクは少なからずあります。

そんな僕も実は大学野球を引退した後に草野球でピッチャーをしていたら肘を痛めました。
それまで一度も痛めたことが無かったのですが、急に痛くて投げれなくなってしまったのです。

多く野球をやっている人が直面したことのあるであろう肘の怪我、
【野球肘】

「最近肘が痛くなることがある」
「ピッチャーを始めたから肘を痛めないか不安」

そんな人も少なくないと思います。
そう思う人のために怪我の予防や改善方法を僕の経験からお伝えしたいと思います。
※あくまで予防であり、治すにはまず病院にいきましょう。

野球肘の原因は肘ではない!?

野球肘といわれるくらいなので痛める部分は肘です。

「肘が下がってるから痛めるんだ!」
そんなことを昔はよく言われたと思います。

しかし今では多くの研究で肘が下がるということがいけないのではなく、肩の可動域が制限されてしまうことが肘に負担をかけ痛めてしまうということが分かっています。

野球肘になる原因は肘ではなく肩の可動の制限により、肘に負担が流れてしまうことが原因です。

僕も肘を痛めたのは、大学時代の肩の故障から肩周りの可動域が狭くなったせいで負担が肘に流れてしまったことが原因でした。

要するにどんな投げ方であっても肩の可動域が狭かったり、肩を使わずに投げてしまえば、
自然と肘に負担がかかってしまうということですね。

肘といっても外側(上腕骨小頭と橈骨頭が衝突して痛めることが多い)と内側(内側側副靭帯の損傷)で痛み方や治療法は全く異なってきます。

僕が肘を痛めた時は内側でした。
肘を痛めたことすらなかったので、何をすればよいか分からず、とりあえず病院に行きました。

以前肩を痛めた時に通っていた病院を受診して医院長さんにこう言われました。
「肘が悪いんじゃなくて肩だよ」
最初はさっぱりでしたが説明を受けて納得しました。

僕は肩を壊してからケアを毎日しないと疲労が残りすぎて投げれないようになっていました。
現役中は毎日3回ストレッチやトレーニングでケアをしていましたが、
引退してからはたまにストレッチをする程度でした。

言われてみれば肩周りはどんどん固くなっていたし、自分の思ったボールが投げれないように
なっていたような気がします。

肘の怪我が少ない人は肩周りが本当に柔らかいです。
もちろん大谷選手なんかは肩が柔らかすぎるくらいなのに肘の怪我をしたので、
肩を柔らかくすれば絶対に怪我をしないと言い切れませんが少なくともリスクを減らすことは
できるはずです。

野球肘を経験したことがある人や肘に痛みを感じてしまっている人はまず肩周りを柔らかくすることから始めてみましょう。

肩のストレッチ方法は別記事でも掲載します。

野球肘は治らない!?

結論から言うと、治ると言われているけど治らない場合が多いです。
あくまで仮説になりますが、重症度の問題で治るケースと痛みが引かないケースがあるかと思います。

現に僕も一度肘を痛めてから全く痛まないかといったらそうではありません。
明らかに高校時代とかと比べると肘の調子は常に悪いです。

常に痛みを気にしながら野球をするのは非常につらいです、、

だからこそまずは痛めないように予防するのが一番でしょう。

しかし、したくなくてもしてしまうのが怪我です。
肘を痛めてしまった場合はどうすればよいかお伝えします。

まずは整形外科を受診することをおすすめします。
病院はたくさんありますが、整形外科をおすすめする理由は別記事にてお伝えします。

整形外科でまずは骨に異常がないかを調べましょう。
骨に異常があったら絶対安静です。
医師の言う通りの期間はおとなしくしておきましょう。

肘への負担を軽減する、肩周りを柔らかくするための必須アイテム

上述したように、肘への負担は肩周りを柔らかくすることで負担を軽減することができます。

僕が肩周りを柔らかくするためにほぼ毎日使っていたアイテムを紹介したいと思います。
それが、フォームローラー(別名:ストレッチローラー)です。

僕はとある某24時間ジムaフィットネスに通っていたので、そこにあるフォームローラーをトレーニング後に使っていました。

昔は凹凸の無いストレッチポールが主流だったかなと思いますが、
今はプロ野球選手も含め、小型のフォームローラーの方が利用率は高い気がします。

使い方は簡単で、肩周りをほぐしたいときは肩の下において体重移動で転がすだけ。

僕はこれを使って特に前鋸筋、大円筋(脇の下あたり)をコロコロしてました。
投球動作においてこれらの筋肉は大きな働きをします。

必ず投げ終わった後やお風呂後にストレッチやフォームローラーを使ってケアしましょう。

↓のフォームローラーはジムに置いてあったメーカーのものです。

もう少し安いので良い!
という方は↓のフォームローラーがおすすめです。

まとめ

野球肘を予防するには、
肩周りの可動域を広げて肘に負担がかからないようにすることです。

僕も肘ばかり気にしていたので盲点でしたが、
肘に負担が集中しないようにすることで、野球肘は予防できます。

もちろん絶対にならないかといえばそうではありませんし、
投球フォームなども肘を痛める一つの要因になるでしょう。

しかし、少なからず肩周りをストレッチして和らげることで、
負担を分散させることはできるはずです。

肘を一度痛めてしまうと、なかなか治りませんし、
常に気にしながら野球をやらなければいけません。

練習後や試合後、お風呂上り必ず肩周りをストレッチしてあげて、
怪我無く野球を楽しめるように予防しましょう!

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